スマホで天気予報を見たら、来週は晴れるようだ、いよいよ夏だ。こんなに夏を待ち望むことも、珍しい。
夏を待ち望むロードバイク。二つの理由。
一つは言うまでもなく梅雨が明けてジメジメがなくなる。
もう一つはロードバイクに乗ってでかけらられる。
雨でも乗ればいいじゃないかとと聞こえてきそうだが、カッパ着て、水たまりに注意しながら走り、カメラを持っていきたいので、カメラが濡れないようにする、など、気を遣うことが多くなって、サイクリングを楽しむというわけにはいかなくなる。雨が降ってると、ロードバイクを止めて、適当に腰を下ろして、お茶したり、食事というわけにもいかない。
晴れ間が欲しくなる。自分本位な気持ちなんだけれど。
以前は、こんなに夏を待ち望んでいただろうか。無い。ロードバイクに乗り始めるまでは、ほとんどインドアの人間でしたから。
青空の下で風を切って走りたいと思うようになったにはつい最近。だから夏を望むのもつい最近。それでも異常なほどの汗かきなので、暑いのは苦手、でもね、でもですね、ロードバイクに乗ってるときは暑くて暑くてたまらん、とはならない。むしろ気持ちが良い。
全く夏の似合わない男が夏を恋しがるとは、是もちょっとした人生の転機かな。
そんなわけで夏にロードバイクに乗る準備をしなくてはならない。
異常なほどの汗かきだから水は最大の関心事になる。
夏のロードバイクのツーリングで常に持っていくものの三つは
その1 サーモス真空ケータイマグFJF-580
これに氷と冷水を入れる。さらに塩を混ぜておく。
その2 モンベルクリアボトル1.0リットル
サイクリングの前日からボトルに8割ほど水を入れ、キャップを外し、冷凍庫で凍らせておく。
自転車にセットするときは、このボトルにポリプロピレン製のカバーを付けて、結露を防ぐようにしている。
その3 モンベルミニクリアボトル
これに塩を入れバッグにしのばせる。
私の夏の三種の神器だ。
ラレーCRFにセットした時が冒頭の写真。サーモスケータイマグ、モンベルクリアボトル(ボトルカバーをしている)を拡大したのが下の写真。夏の三種の神器のつもり。
水は1.58lも積んでいる。重いけれど、水の補給が足りないと心配するよりずいぶんと気が楽。汗かき走りながら、水がどれくらい残ってるかなと、気にしなくても良いので。
写真のほかに塩を入れたミニボトルは、フレームバッグにしまってある。
サーモスケータイマグは自転車用の真空断熱ボトルで、ボトルケージにきちんとおさまる。蓋の開閉は指一本でできる。ただし、走りながらのボトルの水を飲むのは、危ないからできない。信号待ちや休憩の時、停車したときに、蓋を開けて水を飲む、水を美味しくいただくと言った方が良かろう。
このマグの水がなくなったら、モンベルクリアボトルの水をつぎ足す。このとき、塩も混ぜる。出るときは凍りついていたものが暑さで水になって、残りの氷もあるからまだ冷たい。
さらに暑くなってきたら、さらにカバーをもう一枚かぶせて、氷が溶けるのを遅らせるような工夫もしている。
先シーズンはこれによって、水分補給と塩分補給はうまくいった。そしてもうひとつ良いこと。腕をすりむいた時、水をバシャバシャかけて傷口を洗うことができ、その後の傷の治りも早かった気がする。水の大量運搬も良いことだらけだ。
このようにブログに書くだけではなくはやく遠くへ乗っていきたい。
次の休日まで我慢だ。これから本を読むか。
今は、佐藤正午著 『鳩の撃退法 (上)』 (小学館文庫)、を読んでいる。
その中で気になる一節。
私たちが生きていくあいだに、私たちの上にきみょうなできごとがおこり、しかも、そのおこったことさえ気がつかないことがあります。
(佐藤正午著 『鳩の撃退法 (上)』 (小学館文庫)P174より)
私が夏にロードバイクに乗って汗をかくなどと、数年前はあり得ないのであった。これも周りからしたら、きみょうなこと、だろうと思う。夏に汗をかくのが気持ちよくなってしまった。もちろんロードバイクの上でのことだけれど。
- (今日の写真データ)
- (Nikon Df Makro-Planer 50mm 1:2.0 ; F2 1/1250 ISO100)
コメント