地図を眺めてロードバイクに乗った気分。

地図とコンパス

地図とコンパス

 ステイホームという事でインドアの生活。以前から用意していた1/25000の地形図、コンパス、ルーペを取出しました。最近はサイクルコンピュータ ”WAHOO ELEMNT BOLT” の簡易な地図での道案内を頼りにしていました。スマホとの連携を前提としたサイクルコンピューターです。このスマホを不注意で壊してしまって、道案内が無くなるという事です。

 方向音痴の私にとって困ったことになりました。当てずっぽうに走ると道に迷うのは必至なので、棚に眠っていた地図を引っ張り出しました。1/25000地形図の欠点は縮尺です。自転車だと地図の端から端まですぐに走り切ってしまって、画面でいうと直ぐにスクロールが必要です。だから地形図を縮小プリントして貼り合わせて大きな地図を作ってみました。

 縮尺が狂ってしまうが、緯度と経度のマス目があるので距離はおおよそ分かれば良い事にします。縮小プリントするので文字が小さくなるからルーペも用意し、コンパスを使って目標を見失う事なく走ろうという訳です。

 でも、時々、自転車を止めて地図を出し、コンパスを出し進行方向を確かめ、地図を読み込むためルーペをかざす、ということになって、きわめて不便です。

 ゆっくりと遠くへ自転車で行きたい私にはそうでもないかもしれません。止まった時に水も飲める、補給食も取れる、写真も撮れます。止まることに意味を見いだせるサイクリンも良いかもなと思います。

 いつもいつも猛スピードで突っ走る事もなかろう。

私の上に降る雪は 花びらのように降つてきます

薪の燃える音もして 凍えるみ空の黝む頃

私の上に降る雪は いとなよびかになつかしく

手を差し伸べて降りました

私の上に降る雪は 熱い額に落ちもくる

涙のやうでありました

私の上に降る雪に いとねんごろに感謝して、神様に

長生きしたいと祈りました

私の上に降る雪は いと貞潔でありました

   中原中也詩集より

静かな一日なので本棚から、これも引っ張り出して、呟きました。

   (今日の写真データ)
   (Nikon Df Voigtländer58mm 1:1.4 ; F5.6 1/800 ISO800)

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