ロードバイクが欲しいなと思ったころ、ロードバイクには荷物は積めるのかな、フレームに荷台を付けて、そこに色々と積んで走れたら、良いなあと、悩んでいた。そんなことで悩むなんて、持物を減らして軽くしようと考えるのがロードバイクだ、との声も聞こえてくる。調べたり、ショップで聞けば、ロードバイクには、そもそも荷物を積もうとの発想がないらしい。
しかし、それでも、何とかならないだろうか。
ラレーCRFを買おうか、止めとこうか、それとも、他のブランドのロードバイクを選ぶべきか、これまた、迷える子羊のよう。こんな中で、ポートランドデザインワークス(PDW)のビンドルラックを見つけた。これは良い!と、直感的に納得し、今ではロードバイクの遠足となり楽しんでいる。
ロードバイクに荷物を積む方法
ロードバイクはレース用だから、荷物は積まない。余計なものをはそぎ落として軽さを追求するから、どうせならば、どうしたら持ち物を減らせるかと、悩むべきだ。
そうなのだが、荷物が積めれば楽しみはもっと広がるのも事実だと思う。
それを証拠にいろんな方法や、工夫を凝らしたバッグ類もあり、それこそ百花繚乱であり、探してまわるのも楽しみのひとつとなってしまった。
ロードバイクに荷物を積む方法には
- バイクパッキング
- リアキャリアを取り付けてパニアバッグ
- たくさん積むのは諦めてサドルバッグ
こんな三種類だろうか。
バイクパッキングとは
Blackburn OUT THERE JAPAN
より引用Blackburn ブラックバーン トップページ | インターテックオンラインストアBlackburn ブラックバーンの日本正規輸入代理店。アメリカがバイシクルツーリングブームに沸いた1970年代。 工業デザイナーであったジム・ブラックバーンによって生み出されたひとつの革新的バイシクルラックがあります。その美しく堅牢で驚くほど軽いアルミ製のラックは、重くて当然とされてきたバイシクルラックに革新をもたら...readmore
バイクパッキングの例をBlackburnのサイトから借用した。
バイクパッキングとは、自転車のフレームやハンドル、サドルの下にパックを取り付けて、荷物を運ぶ方法。
今回はサドル部のみに着目する。
自転車左端のサドルからぶら下がりサドル下のパイプにも固定されておいるのがシートバッグと呼ばれている。バイクパッキングは格好いいのだが、調べていくと、その中の荷物の取り出しが面倒そうである。
その巨大なシートバッグはラレーCRFに取り付けられるかというと、たぶん取り付けできない。
シートポストがあんまり出ていないので、シートにバッグを巻き付ける事ができない。けれどもかなりの大容量。
リアキャリアとは
こんな金属製のカゴを取り付けて、さらに鞄を左と右、そして上に付ける方法。普段目にする自転車の荷台のようなものと考えて、そう間違いはない。ロードバイクにはこのカゴを取り付けるための準備がない、つまりはネジの穴があるものが少ない。
ラレーCRFにも無い。
取り付けるとすると、そのためのアダプターを介してということになって、強度が不安になってくる。荷物を持たない日は、カゴが目立つ。常に鞄を取り付けることが前提。
この方法では想像を超える荷物を積める。日本一周だってできる。その反面、重い荷物を載せるのだから頑丈なつくりとなって、車体も重くなる。つまるところ軽量なロードバイクとは違ったジャンルの自転車を選ぶべきかと思う。
ラレーCRFとは違う世界観となる。いわゆるランドナーとなってくるかな。
サドルバッグ
サドルの骨を利用してぶら下げるように取り付ける。
荷物を運ぶというより、工具やパンク対策用品のためか、あまり大きくない。大きなものでも4.1l。小さいものを含めると数限りなくある。一番、ロードバイクらしいスタイルだろう。
けれど、その中にあってオルトリーブのものは割と大きく、それなりに入りそうではある。
小心者の私は、その大きさで入らなかったらどうする。いらなかったらどうしよう。取らぬ狸の皮算用なのだ。持ち物を減らせば良いのだろうが、ただ走ることが目的ならばそうなろうけど、私は遠足みたいにロードバイクで走りたいから、もっと大きいものが欲しい。まったくもって我儘を許してもらいたい。
気に入るものがない、やっと見つけたビンドルラック
ということで、目的に沿ったものがない。というかラレーCRFによく似合って、気に入ったものがない。
ダメなのかなと思っていたら、ビンドルラックを見つけた。
これは良い!と、これも直感的に納得してしまい、まずはラレーCRFを買うこと決めた。
お安くない値段、一緒には買えない。半年ほどは我慢して、すなわち何も積まずに走りまわることとした。
ようやくビンドルラックを手に入れて、今、楽しんでいる。
ビンドルラックとは
スタッフバッグに荷物を詰め込んで、ビンドルラックに積んでみる。
ビンドルラックは、サドル下のパイプに締め付けて、サドル下の骨とラックをヒモで結んでぶら下げている。
荷物のない時も、このようにあたかも最初からついてた様なシルエット。
荷物は、グラナイトギアーのスタッフバッグ12lのものに詰め込んでいる。中のモノが透けて見えるくらいに生地が薄く軽量だが、簡単には引き裂けない。やっと、軽いなどとロードバイクらしきことが出てきた。
左下の銀色のもから時計回りに
- ヒートシールド バーナー下にひいて地面などへのダメージを少なくするシート
- 折りたためる小さなテーブル その上にゴム紐
- 交換チューブとタイヤのバッチ
- 輪行袋
- スタッキングしたカップとクッカー
- タオル
- 手ぬぐい
- ランチボックス その上に携帯の箸
- アルコールストーブ、アルコール燃料、ゴトク
行先や距離によって中身を変えて、明日はこれで、来週は、と考えてこれまた楽しみの一つとなっている。まるで遠足用だ。
いいことが多く浮き足立っているが、ビンドルラックには一つだけ欠点がある。
カーボンのロードバイクへの取り付けは、建前上できない。サドルの下のパイプに締め付けて取り付けるから、カーボンのフレームに余計な力がかかるからだそうだ。
ロードバイクに荷物を積みたいけれど。まとめ。
バイクパッキング、リアキャリア、サドルバッグを探していたけれど、PDWのビンドルラックを見つけて、これが良いと感じ、ロードバイクを買う後押しとなった。
ロードバイクは荷物を積む発想はないが、そこはそれ、いろいろと考える人もいて、欲しいと思ってる人もいるから、そこそこ積めるサドルバッグから、ロードバイクにも荷物を積めるバイクパッキングもあり、昔からあるリアキャリアもあって、楽しい世界だ。
ラレーCRFでとなると、シートポストが出ておらずバイクパッキングは断念。サドルバッグは中途半端のような気がするし、リアキャリアは世界観が違ってきて、こんな勝手我が儘な中でのビンドルラックであった。
私にとってはビンドルラックは僥倖であった。大げさだけれど。
遠足気分でロードバイクを楽しむには、大正解。
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