お手製地図とコンパスとサイクルコンピュータでロードバイク。そして子供に戻りたいのか。

お手製地図とコンパス

お手製地図とコンパス

ルートができてもナビゲーションはどうする?

 昨日のブログでルートは出来上がった。

 それで、どうする。計画したルートを実際に走るにはどうする、ルートの詳細を全て頭に入れらるか。少なくとも私にはできない。そう次はナビゲーション。ルートを間違わずに進む方法があるはず

初心者でもルートをつくりたい。ロードバイク用のRide with GPSの出番、楽しく便利です。
ロードバイクの楽しさは目的地に向かうだけではなく、ルート選びだ  地図を何の当てもなく見てるときもあり、何かな...readmore

結論はお手製地図とコンパスとWAHOO ELMENT BOLT

 私の結論はお手製地図とコンパスをバッグにしのばせ、WAHOO ELMENT BOLTとRide with GPSをiPhone(andoroidのスマホでも良い)を介して連携させている。あれれアルファベットばかり、しかし、今のところは良い選択だった。

それでも地図にこだわった。でも失敗だった。

 その前にここに至った経緯がある。地図のことは書いたのだが、なぜだか地図にこだわっている。なぜかな。地図そんなに良いのか。はい良いのです。良いのだがコンパスに問題があった。

 これがお手製の地図。広げるとこんない大きい。

大きな手製の地図

大きな手製の地図

 これを広げて、目的地にマークをする。地図が真北に向くように置いて、現在地にコンパスを置いて、地図上でコンパスを目的地に向けて、コンパスの北に磁石の赤いところが合うようにリングを回転させる。

 これで目的地の方角をロックオン。

 コンパスの北と磁石の赤いのが合うように向かっていけば良い。距離と時速から時間を計算し、この方向で何分走ったら目的地のはず。

 そのはずだったが、磁石って磁力に反応する、鉄があるとこれに反応する。
乗っているラレーCRFはクロモリロードだから、フレームは鉄だ。
そう、ラレーCRFの鉄が磁石を狂わせるわけ。自転車から30cmは離さないと本来の方向を示さないのだね。

 これに気がついたときは、正直がっかりというか、残念というか、なんとも情けない、こんな気持ちになった。

 コンパスを何とか自転車に取り付けて、走りながらでも方角を見失うことがなければ、アナログだけど自立しているナビゲーションのはずであった。

失敗であった。

GPSによる測位かな

 それで主たるナビゲーションとならず、コンパスと地図は自転車から降りたときにみるようにして補佐的な役割を持たせるようにした。

 クロモリロードのような鉄のフレームの場合は磁石で方位を決めるのではなく、GPSによる測位が必要となることが判明である。
で、どうするのだ。

GPSを搭載しているアウトドアウォッチではどうかと思った。

 候補にあげたのは カシオスマートウォッチ。

 機能がありすぎ、方向を示してくれれば良いだけなのに、地図が腕にあるようなもの、もちろん進むべき方向は示してくれるようだ。こんな文明の利器のようなもの、いつも腕に付けるのか。私の腕にこれ付ける?

 その他にApple Watch。これはコンパス機能というより、まるまるナビゲーションシステム。iPhoneと連動して、ヘイ!シリ!と言えば、何でもやってくれる。

 カシオスマートウォッチもApple Watchも、なんだか、私ではないような。アナログのオヤジが最新のものを付ける。どうのなかなと、またまた、我が儘なわけ。

それでどうしたかいうと、WAHOO ELMENT BOLTというサイクルコンピュータに決めた。

 

 サイクルコンピュータにナビゲーション機能が着いた、ロードバイク用のオプション品みたいなものだ。

 本体は手のひらにおさまり、ステムかハンドルバーに取り付ける。GPSによる測位だから鉄のフレームでも正しく方位を示してくれる。

 実は最初は不安だったのだが、ほっとした。

 さらに昨日のブログで紹介したRide with GPSと連携ができるんですね、これが便利。

初心者でもルートをつくりたい。ロードバイク用のRide with GPSの出番、楽しく便利です。
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 iPhoneがないと機能を全て引き出せないのだが、これだけ使いやすいとアナログが好き!言ってる場合ではない。

 気に入ったのは、小さいこと、自転車から外したときにサイクルウェアのポケットに入って持ち運びに便利、小さいからなくしてしまうのが不安ではある。でも、今のところ、健在で手元にある。

 サイクリングまでに作ったルートをiPhoneを使って読み込んで、簡単な地図だけれど、そこ右、200mで左としゃべったり、LEDランプでルート上にいるかいないか教えてくれる。目的地までナビゲーションしてくれる。

気に入ったヘンテコな理由

 この地図が完璧なものであれば、精細な地図であれば、もう飽きてしまってるかもしれない。地図が簡易なのは欠点ではあるが、飽きないから私には長所。

 詳しく地形や周りを確かめたければ、ロードバイクを止めてお手製の地図とコンパスを使えば良い。そんな風に割り切っているから、使えているのだと思う。

 さらに、これは人によっては致命的な欠点だろうが、日本語が変。少し考えてしまう日本語だ、でも、私の場合は笑える、なんじゃそれ!って笑えてしまう。

『古寺巡礼』を思い出した。子供に戻りたいのかな。。。

 このように書いていたら、旅みたいな事で連想したのかな、『古寺巡礼』を思い出した。

手元には二冊ある。

『古寺巡礼』は哲学者、和辻哲郎が記した旅の記録。

 古い方がカバーの表紙もない紙が色あせた岩波文庫の『古寺巡礼』、裏表紙を見たら定価400円とある。幼い文字で署名もある。37年前頃に買ったようだ。

 もう一冊は2012年発行のちくま学芸文庫『古寺巡礼』、こちらは綺麗なカバーがあり定価は1200円+税とある。文字も少し大きく綺麗な印刷。

 目も悪くなってきたので新しい方の『初版 古寺巡礼 』を開いた。

 

この心持ちは一体何であろうか。浅い山ではあるが、とにかく山の上に、下界と切り離されたようになって、一つの長閑な村がある。そこに自然と抱き合って、優しい小さな塔とお堂とがある。心を潤すような愛らしさが、すべての物の上に一面に漂っている。それは近代人の心にはあまりに淡きに過ぎ平凡に過ぎる光景だが、しかしわれわれの心が和らぎと休息とを求めている時には、秘めやかな魅力を以て我々の心の底の或者を動かすのだ。

僕はかつて自分が桃源に住んでいたのだという事を発見した。すなわち僕はかつて子供であった!
  (和辻哲郎著 『初版 古寺巡礼』 (ちくま学芸文庫)P48より)

 

ここだ、僕は子供であった!
ここに反応したのかもしれない。
たまには子供みたいに感じろ!てことかなと思って、一人合点しようか。

 

  •  (今日の写真データ)
  •  (Nikon Df Ai Micro-Nikkor105mm 1:2.8 ;   F8 1/50 ISO1600

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