乗り心地を左右するロードバイクのタイヤの空気圧。必要な工具を揃えて管理すると楽しみ方が深くなる。

パナレーサーのタイヤゲージ

パナレーサーのタイヤゲージ

 ロードバイクを楽しむにはメンテンナンスが必須だと思う。これに加えてメンテナンスそのものもロードバイクの楽しみではなかろうか。きちんとした工具があれば、その楽しさは増える。大げさに言うと人生が変わる。良い工具で、ロードバイクとの付き合い方が、深くなると思う。そういうことで、前回ブログでは、ヘックスレンチが必要なことを書いた。

工具とメンテナンス

 その記事でも書いた表をもう一度掲載すると

部位 メンテナンスの種類 必要な工具 維持・交換の消耗品
タイヤ
ホイール
空気圧の管理

空気入れ
タイヤゲージ
ニップル回し
タイヤレバー

タイヤ
チューブ
ブレーキ 安全性を担保する ヘックスレンチ ブレーキパッド
チェーン タルミの調整
破断による処置
劣化によるチェーン交換
チェーンカッター オイル
フレーム 綺麗にする 柔らかい布
スポンジ
バケツ
ワックス
クリーナー
コンポ 性能の担保 ヘックスレンチ
プラスドライバー
 
サドル、ステム、ハンドル 乗車姿勢
安全性を担保する
ヘックスレンチ  
ボトルケージ ボトルケージ取り付け ヘックスレンチ  
ペダル周り ペダルの交換 ペダルレンチ  
シューズ

クリートの取り付け

位置調整

ヘックスレンチ  

 この中で最も頻繁に使っているものが

  • 空気入れ
  • タイヤゲージ

である。理由があるから使っている。タイヤの空気圧を一般に良くいわれる7barにしてみて、どうにも乗り心地が悪く、こんなものなのかなと思うこともあった。けれど、よくよく調べてみると、タイヤの種類によって空気圧が指定されている。大抵は最高の空気圧が指定される。最低の空気圧が指定されている場合もある。

 7barを律儀に守らなくとも良いのかなと、思った。そこで、少しづつ空気圧を下げて、前輪を5.8bar、後輪を6barとしている。この空気圧は私の乗り方の場合で、誰よりも速く走りたい方は、空気圧は高いはずである。
 
 タイヤの空気圧についてはこちらもお読みください。

タイヤの空気圧は低めで乗り心地を優先したら、ロードバイクのロングライドで遠足気分。
 ロードバイクで気持ちよく走るときの気分を表現すると、こんな写真だろうか。ただただ気持ちよく、なんの心配も無く、...readmore

タイヤの空気とバルブ

 2018年からロードバイクに乗っているけれど、最も使っているのは空気入れ、タイヤゲージ。乗る前に、必ず空気を入れ空気圧を計っている。

 空気入れは普通のフロアポンプ、圧力計のあるものを使っている。タイヤゲージを使い始めてから気づいたのだが、フロアポンプのゲージで示される空気圧は今ひとつ正確ではないようだ。

 だから、タイヤゲージという工具を揃えて、ロードバイクに乗って出るときには、空気圧を計り適正な空気圧に調整している。タイヤゲージは必要な工具である。

 その前にタイヤに空気を入れる箇所であるバルブについて確認する。

 バルブには、仏式、英式、米式がある。仏式はフレンチバルブと呼ばれており、ロードバイクのバルブはこのフレンチバルブだ。ラレーCRFのバルブもフレンチバルブだ。
 だから、フロアポンプもタイヤゲージもフレンチバルブ対応のものを揃えることとなる。
 自転車はヨーロッパ大陸で起こり、それぞれの国で発展した。だから英式と仏式があるわけだ。ロードバイクは仏式(フレンチバルブ)とだけ覚えておけば良いかなと思う。そしてこれに合う工具や道具を揃える。

フロアポンプで空気を入れタイヤゲージで空気圧を管理する

 ロードバイクで出るときは、半ば儀式のように空気を入れ空気圧を計り、適正な空気圧であることを確認している。

 パンパンに空気を入れ、手で力を入れてタイヤが潰れないくらいなら、適正とは言えずともトラブルが起こることはないだろう。タイヤの空気圧を管理する目的は

  •  空気圧が低いことが原因でパンクするのを防ぐ
  •  道路面とのグリップを担保する
  •  乗り心地を調整する

 パンパンに空気を入れる。パンクは防げる。入れすぎると、グリップ力が小さくなる。スリップをしやすくなる。そして乗ったときが硬くて路面からの衝撃が直接に響く。だから、空気圧を下げたい。では、どれくらい下げたら良いのだろう。 ここでタイヤゲージが必要となる。

 だからといってタイヤゲージさえあれば良いのではない。適正な空気圧を見つける試行錯誤が必要である。

 よく言われる7barに管理するのが目的でもない。

 自分が乗っていて心地の良い空気圧を見つけるのが、タイヤゲージを持つ意味である。低いとパンクのリスクが高くなり、高くすると乗り心地が硬くなる。乗り心地といっても感覚だし、個人差もある。好みもある。より柔らかい感じを好み、硬いほうを好む方もいる。自分に適した空気圧を探すほかはない。だからタイヤゲージでの空気圧を管理する。そして、自分なりの空気圧を決めて、乗り出す前に空気圧を計るということになる。

 このようにタイヤゲージは極めて大切な工具だ。こんな理由から、気に入ったものを探す。
 そして私が購入したのがこれ。

このタイヤゲージを使って、ラレーCRFのタイヤの空気圧を管理している。
  前輪が5.8bar
  後輪が6bar
の空気圧でロードバイクを楽しんでいる。今のところパンクはない。心地よく走っている。

  •  (今日の写真データ)
  •  (Nikon Df Voigtländer58mm 1:1.4 ; F16 1/13 ISO200)

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