スプロケットを磨いてロードバイクのチェーンオイルが調子よいのを確認して『知の旅は終わらない』を読む。

ラレーCRFのスプロケットを磨いた

ラレーCRFのスプロケットを磨いた

 梅雨空で雨が降りそうで、都知事からの外出自粛要請もあり、今日は休日なのだが、おとなしくしてロードバイク ラレーCRFのスプロケットを磨いた。

 チェーンオイルはまだいけそうかな。まだまだピカピカだ。

 ノートを見たら、2020年2月12日、走行距離391.1kmでチェーンオイルを施工している。
現在の走行距離は569km。
 使ったオイルは、 WAKO’S ( ワコーズ ) CL-EX チェーンルブリキッド エクストリーム 50ML

 1回の施工で500〜1000km走れると購入したジャイアントストアで聞いていたから、しばらくは大丈夫かな。オイルを施工した日からチェーンはピカピカ、もう5カ月経過している。ペダルを回した感触も良い。かなりの高性能だと思う。

 いいところばかりではないのも世の常。

 二つ、欠点がある。

 チェーンオイル施工が面倒くさい。

その工程は

  1. 古いオイルを取り除く
  2. 十分に洗浄
  3. 水気を飛ばす
  4. オイルを差す
  5. 6時間オイルがなじむのを待つ
  6. から拭き
  7. 完成

 こうして、やっと乗り出しが可能となる。6時間待たなくては走れないなんて。なんとも面倒だ。

 でもおかげでチェーンの汚れを気にせずに済んだので、満足。この作業工程については、どこかで書こうかと思う。

 あと一つの難点は、Amazonや楽天では買えないようだ。私はジャイアントストアで買った。

 

 短い距離でも良いから出かけたいけれど、今日は 

立花隆著 『知の旅は終わらない 僕が3万冊を読み100冊を書いて考えてきたこと (文春新書)
を読むことにした。

 

 

 立花隆氏は戦後を代表するジャーナリストであり、貪欲な知性による博物者。

 この書は、同氏の読書遍歴だけはなく、小さい旅行や半年を超える旅行から、身体で感じた精神や思想と絡み合って、知性が成り立ち、そして変化していく様を綴っている。読んでいて戦後の日本を旅した気になった。戦後史をたどり、現代の生命倫理まで及んでくる。

 立花隆氏本人が述べているようにヨーロッパ・キリスト教精神がその知性の根幹にあるようで、大事なことに思えた。

 ここを母体にして徹底的に調べて、必要ならば直ぐに行動する。考えが誤っていれば直ちに修正する。しかもそうと決めたら何の執着もなく捨て去ってしまう。
まさしく知の旅であり、引っ越しであった。

 ヨーロッパ・キリスト教精神と、旅で感じたその土着性、旅で加わった身体の感覚とで、評論・ジャーナリズムに凄みが出てきてるのかと思う。

 脳死を考えるときに、サイエンスだけの問題にとどまらず,倫理の問題になってくるし、人はなぜ生まれここににあるのかと哲学ともなり、そして貪欲に調べ尽くす。当然のように日本と欧米とインドとアジアでは考えが異なってくる。
また、輸血禁止を信条とする人に手術で必要だからと、輸血しての手術は、医師としては当然でも、患者側からとすると許せない行為となる。

 ではなぜと考えるとき、立花隆氏の思考の中では、何度でも強調したいのだけれど、旅で感じたヨーロッパ・キリスト教精神は実は土着で身体行動の宗教というのが、どこかに張り付いているような感覚なのかなと思った。

 帰還した宇宙飛行士は「神」を感じる、と報告ができるのかと思う。

 やっぱり旅は大事、体で感じることも大事、そして調べて考えて行動する。私もこうありたい、気持ちを新たにしよう。

 

  •  (今日の写真データ)
  •  (Nikon Df Ai Micro-Nikkor105mm 1:2.8 ;   F5.61/250 ISO800

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