ロードバイク・メンテナンスの必要な工具を乗り始めのころ調べて揃えたヘックスレンチ

Weraのヘックスレンチ

Weraのヘックスレンチ

 ロードバイクに乗り始めたころ、どうしたら良いのだろうと思っていたことの一つが、メンテナンス。今でもどうしようと思う。今でも出来ないこともある。だがしかし、ロードバイクを楽しむにはメンテナンスは必須だ。メンンテナンスといっても

  • タイヤの空気圧管理
  • ブレーキの調整・パッドの取り替え
  • チェーンのメンテナンス
  • フレームのクリーニング
  • コンポの調整
  • サドルやハンドルの調整

などがある。それぞれ工具が必要になる。

ロードバイクのメンテナンスに必要な工具

 ロードバイクに乗る前はクロスバイクに乗っていて、その時も自分で出来ることは自分で調整をしたりしていた。ホームセンターへ、しばしば行ったのを思いだす。作業を始めたはいいが、穴に合う工具がなく、必要と思われ、良さそうなものを、なんとなくホームセンターで買ってきては自転車をいじっていた。

 調整をしたクロスバイクで50km先を目指して走る。しばらくすると体が痛い。より快適に遠くへ行きたいから、ロードバイクに乗り換えた経緯がある。

 そして、普段使う工具も見直そうと思った。場当たり的に揃えるのではなく、考えながら調べながら揃えていった。その記憶をたどりながら書いていこう。

 まず、ロードバイクの部位と必要な工具をまとめる。

部位 メンテナンスの種類 必要な工具 維持・交換の消耗品
タイヤ
ホイール
空気圧の管理

空気入れ
タイヤゲージ
ニップル回し
タイヤレバー

タイヤ
チューブ
ブレーキ 安全性を担保する ヘックスレンチ ブレーキパッド
チェーン タルミの調整
破断による処置
劣化によるチェーン交換
チェーンカッター オイル
フレーム 綺麗にする 柔らかい布
スポンジ
バケツ
ワックス
クリーナー
コンポ 性能の担保 ヘックスレンチ
プラスドライバー
 
サドル、ステム、ハンドル 乗車姿勢
安全性を担保する
ヘックスレンチ  
ボトルケージ ボトルケージ取り付け ヘックスレンチ  
ペダル周り ペダルの交換 ペダルレンチ  
シューズ

クリートの取り付け

位置調整

ヘックスレンチ  

と、こんな具合だろう。

 表を見て、お気づきと思う。最も出てくる工具はヘックスレンチ、正確には六角棒レンチまたはヘキサゴンレンチ。

六角ネジ

 ロードバイクに用いられるネジやナットは、ほとんどが六角ネジとよばれるもので、こんなネジ。頭に六角形の穴が空いているもの。

 この六角形の穴にレンチを差し込んでまわす工具が、ヘックスレンチ(六角棒レンチ)。
 ロードバイクのメンテナンスでは至る所に使う。そして六角形の穴の径には数種類がある。だから何本か揃えないといけない。

 ここで注意点が一つ、規格にはmmサイズとインチサイズがある。私が使っているのはmmサイズ、たいていのロードバイクに使われている六角ネジの穴はmmサイズだと思う。ここだけは間違わないように気をつけたい。

 六角ネジをしっかりと締めておかないと、例えばサドルが下がったり、ハンドルががたついたりする。緩んだままスピードを出すと危険。ブレーキのパッドの交換でも六角ネジを緩め、パッドを入れ替えて、締めなくてはならない。

ヘックスレンチ

 ヘックスレンチがなければ、ロードバイクのメンテンスは出来ないと思った方が良い。
 ここで注意を要するのが、カーボン製のロードバイクに場合には六角ネジを締め付ける力が指定されていることがある。その場合には締め付ける力を管理することの出来るヘックスレンチ、いわゆるトルクスレンチを用意しなけれなばならない。
 私のラレーCRFはクロモリ、即ちスチール製だからトルクスレンチは不要だ。

工具のメーカー

 当初はホームセンターで売っているレンチを使っていた。使ったていたのは、ビットを替えるもので、柄の部分が太く細かい部分に届きにくい。なんとなく、これまたなんとなくなのだが、感触が悪い。柔らかい感じがして、ほんとにしまってくれているのか、ふにゃふにゃする。

 そこでヘックスレンチを探す。

 工具の代表的なメーカーは。

メーカー   URL  
HOZAN

大阪府大阪市浪速区に本社をおく、総合工具メーカー。

自転車工具の生産・販売で創業。

現在は3000種類を超える幅広いアイテムを取り扱う工具メーカー。

ウィキペディアより

Snap-on

アメリカ合衆国ウィスコンシン州の大手工具メーカー。

ソケットレンチを発明したことで有名で、

スナップオンブランドの他ブルーポイント(Blue-Point)ブランドなどの

自動車整備用工具、機械、用品などを製造・販売している。

ウィキペディアより

Wera

1936年操業のドイツのメーカー。

現在の生産の拠点はチェコ。 ドライバー専門メーカー。

面接触をするヘックスレンチを開発。

KTC 京都機械工具

略称KTC、 京都府久世郡久御山町に本社を置く工具メーカー。

創業は1950年。

製品の品質の高さに定評がある。

トヨタ自動車の車載工具として採用されたことをきっかけに

業界で確たる地位を築いた。

ウィキペディアより

このメーカーの中の入手しやすいヘックスレンチを選ぶ。

HOZANのヘックスレンチ

 

Snap-onのヘックスレンチ

 

Weraのヘックスレンチ

 

KTCのヘックスレンチ

 

 この中から選ぶ。Weraのヘックレンチのセットにした。いずれのメーカーも優れていると思うので、どれでも良かったのかもしれない。その中でWeraのものは収納するときのケースに工夫もあり、デザインもされており、あまり悩まずに決めてしまった。
 実際に使ってみると、力を入れてもしっかりと締め込める。ネジの穴を舐めることもない。
 ケースに特長もあるから工具箱からも探しやすい。

 大変に気に入ってる工具なのだが、見た目も良いからかもしれない。いえきっと見た目です。ときどき直感だけで物事を決めてしまう癖があるけれども、今回の選択は大成功。

 工具を工具ケースから出して、セットの中から必要な径のヘックスレンチを1っ本だけ選んで、ねじ穴に差し込む。ぴったりと入った感覚。最初に選んだレンチが目的の六角ネジにあったとき。爽快。径が違ったら選びなおせばよいだけのことだが、一発で決められると、このロードバイクも身に沁みついてきたかな、と思うわけ。こんな感覚もロードバイクの楽しみ方と思う。

 使ってる工具が、なおざりなものでどうでも良いものだとしたら、メンテナンスの楽しみも半減する。

 気に入ったしっかりした工具で、ロードバイクのメンテナンスは行うのを今後も続ける。

 

  •  (今日の写真データ)
  •  (Nikon Df Voigtländer58mm 1:1.4 ; F2 1/1250 ISO800)

 

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