ロードバイクとは何なのだろう
ロードバイクはロードレースのための自転車ということだろう。当たり前だろ!と、突っ込みが入りそう。でも少し整理をしておきたかった。
ロードレースは基本的に舗装された道路でレースをする。中には石畳もあるけれど、少なくとも公道を走る。1903年には第1回ツール・ド・フランスが開催され、第1回アテネオリンピックから正式種目、ヨーロッパでは毎週のようにロードレースが開催されるなど、大人気のスポーツ。
ロードバイクという機材を用いるスポーツだから、機材によって成績も変わる。
よってロードバイクの性能向上が常に求められる。
反対に過度な機材の改変があるとロードバイクを供給する零細な工房を含めて、大混乱することになる。
巨大資本の最先端技術によるロードバイクが常に勝つ図式となる。それってどうなのよということで、国際自転車競技連合(UCI)がロードバイクの形に決まりを設けている。その中の一つが、三角形を組み合わせたフレームとすること。だから公式競技で採用されているロードバイクの形を普段目にしているわけだ。
ロードバイクを再定義すると公道を走る競技用の自転車で、UCIの規則を守った自転車、ということだろうか。
ロードバイク競技は第1回アテネオリンピックから正式種目
ロードレースは第1回アテネオリンピックから正式種目となっている。近年の男子個人ロードレースの記録を調べてみた。最初から正式種目だったとは、調べるまでは知らなかった。まったくうっかりものも良いところだ。
2004年 アテネオリンピック 224.4km
金:パオロ・ベッティーニ(イタリア) 記録:5時間41分44秒
2008年 北京オリンピック 245.4km
金:サムエル・サンチェス(スペイン) 記録:6時間23分49秒
2012年 ロンドンオリンピック 250km
金:アレクサンドル・ヴィノクロフ(カザフスタン) 記録:5時間45分57秒
2016年 リオデジャネイロオリンピック 237.5km
金:グレッグ・バンアーベルマート (ベルギー) 記録:6時間10分5秒
リオデジャネイロオリンピックのことは、下を参照ください。
金メダリストの最近のロードバイクは、下を参照ください。
この赤いロードバイクは速そうだ。そして、この形のロードバイクが世の中の主流と思う。
250㎞の距離を時速40㎞で駆けていることになる。比べるのもおかしいが、私の平均は時速10km。
ロードレースをするのか
ロードレースのようなスポーツに興味があるのかといえば、無い。ここまで書いておいて、何を言うのかと、お叱りをうけるようだが。
ロードレースほどのスピードは出さないけれど、走りながら風を感じたい。スピードを利用して、より遠くへ行きたい。
遠くへ行くだけならば、自動車やオートバイでも良さそうだが、そこはロードバイクのような自転車で、自分の足を使っていきたい。
そうすると体も使い、きちんと乗ろうとして乗車姿勢も大事になってくる。すくなくともロードバイクに乗っているときは自分の体の姿勢を意識する。健やかな体をと思ったわけだ。
でも、ロードレースのロードバイクなのか。
ルイガノ
https://www.louisgarneausports.com/beacon9.0.html より引用
このような、ロードバイクより頑丈で、タイヤも太くて、テントなど旅行用の荷物を載せることを想定しているものもある。遠くへ自力で行くのならば、これも良かろう。
他のいろんなヴァリエーションも探してみた。調べれば調べるほど、待てよ、こんなに荷物をたくさん積んでどうするんだ、と、思うようになる。
そうこうしているうち、グラベルロードといった種類があることを知る。こんなロードバイクだ。
JAMIS BIKE
https://www.jamis-japan.com/renegade-c2.html より引用
これまた、迷う。砂利道でも走れる!とのことなんだけど。砂利道はどこにあるだろう。私はほんの少しだけスピードを上げて、その分遠くへ行きたいのだ。
だったら素直に今の本流のロードバイクにすればいいじゃないか。と、頭がもたげる。
http://www.wilier.jp/road/cento1air.php より引用
こんなロードバイクにも乗ってみたい。
我儘なのか、自分勝手なのか、時速40㎞で颯爽と駆け抜ける自分をイメージして、そんなスピードを出すこともしていないのに、それでもスタイルにあこがれたのだと思う。
ただの憧れなんだとおもう。
だが、最新のカーボン製ロードバイク、私が乗るのかって思う。運動音痴でスポーツなんて柄じゃない。誰よりも早く走ろう!ではなくて、風を感じて自分の足で遠くへ行きたい!のだから。
フレームがクロモリのロードバイクを知る
ロードバイクのフレームの主流はクロモリであったこと、今もあって、その細見のクロリ・ロードバイクを知ってしまた。知らなければ、柄にもなく、最新のカーボンのロードバイクで走っていたかもしれないけれど、この姿は、想像できないのだ。
そうしてラレーを見つけた。そのなかでCRFというのを選んで、色も実物を見て、黒に近い緑のクラブグリーンを買ってしまった。
最初の写真のロードバイクを買ってしまった。
そして眺めていじりながら愛おしみ、乗って楽しんでいる。
ここまでの成り行きは
- (今日の写真データ)
- (Nikon Df Voigtländer58mm 1:1.4 ; F4 1/1600 ISO200)
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