ロードバイクで100km走破実現のため、ブラケットのつかみ方は手の小指の付け根(小指球)との付き合い方が大切。

サイクルグローブの小指球

サイクルグローブの小指球

 ロードバイクに乗る人の体は、ハンドルと腕、サドルとお尻、ペダルと足が支えている。この中で一番細いところが腕で、ロードバイクに乗るように、腕を突っ張って体重をかけることは日常の生活ではない。なのにあんまり解説がない。手に体重をかけてはならない、というけれど。試行錯誤の工夫を書きとどめる。

乗車姿勢

 姿勢の基本

 ロードバイクで100kmを走るためには、どうしても乗車姿勢を整えなくてはならない。体重を、サドル・ハンドル・ペダルに分散させる。体をしなやかに、力を入れず、きちんとした姿勢で走れば、楽しいことだろう。想像するだけでワクワクする。

 サドルに乗ってハンドルバーのブラケットを掴む。これだけなのだが。もう一度おさらいをする。

 室内でのシミュレーション

先ずは室内でそのシミュレーションをする。
 

  1. 椅子にお尻だけを乗せる。太ももは椅子には乗せない。
  2. 床に足をつけるとき、膝は90度に曲がるように足を前に出す。
  3. この状態でお辞儀をする。
  4. この時、脚の親指に力がかかるのがわかる。これがペダルを踏むときの感覚。
  5. そして、今度は腕を上げる。
  6. 上げた腕でブラケットを掴む。
  7. この時、自然に上げた手のところにブラケットがあれば、ブラケットが正しい位置にあるということだ。

 実際にロードバイクに乗ってみよう。

 サドルに座ってお辞儀をしてハンドルを掴む。ペダルが1時から2時ころに来た時に最も力が入るように、しかもペダルの回転数(ケイデンス)は一定に保つ。頭は上げてしっかりと前を見る。人差し指と中指はハンドルレバーにかけていつでもブレーキ操作ができるようにする。

実際の経験で気づいたこと

 肩がこる

 文章にすると簡単に書ける。だが実際は、どうにも肩がこる。お尻も腕も痛くならないのだが、肩がこる。

 どうしたら良いだろう。そう思いながら走った時の記事はこちら。

ロードバイクで100km走破のため肘を締めケイデンスに注意すること、今日は観察と練習。そして塩握りが美味しかった。
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 気づいたこと

 気づいたのは、どうやら肘が外に突き出して、ガニ股になっているようだった。

 脇を絞めて、肘が体側につくように心がけ、肩からハンドルのブラケットまでが一直線になるように試みながら走った。

 すると、小指のふくらみの部分がハンドルバーのブラケットの付け根あたりに当たるようになった。

 すると、肩の力が抜けて肩の凝りも和らいだ感じがした。

 今までは、親指のふくらみ部分に力を感じるように、ブラケットを握っていた。こうしたほうが、ハンドルレバーに指を添えやすかったからだ。

 ブラケットの握り方と肩の腕と肘の問題を解決すれば、肩コリは収まりそうだ。

自宅到着目前のラレーCRF

自宅到着目前のラレーCRF

ブラケットを掴む

 手のひらの小指球

 ブラケット掴むときは、ブレーキレバーを人差し指と中指がかかるようにと、これだけを意識していた。

 どうも違うようだ。

 小指の膨らんだ部分(小指球)でハンドルに力を乗せようとすると、体の緊張が取れていくようだった。

 まじまじとグローブを眺める。あら不思議、小指球の部分にパッドがある。このパッドが一番大きくできている。なるほどと、合点する。

 そうしてまた走り出し、腕を眺める。肘の内側が前を向いている。ハンドルから衝撃があると肘が曲がる。肘が曲がるときに、ハンドルと肩を結ぶ線の同一面内で肘が曲がって、余計な緊張がなくなる、ということだね。

  小指球で支えるとき、調整すべきところ

 ところが、小指球で支えると、指がハンドルレバーから離れる。指がレバーから外れてしまう。新たな課題が出てきしまう、調整しないといけないようで、それでも前を見よう。

 方法としては

  • レバーの開きを少なくして、レバーとハンドルの離れを小さくし、指がかかるようにする。
  • ブラケットを少し外に向けて、手に近づくようにする。
  • ハンドルバーテープを厚めにしているから、ハンドルが太くなっている。このバーテープを薄いものに変えてみる。

 レバー開きを少なくするには、STIレバーのリーチアジャストボルトで調節できる。下の引用したマニュアルを参考ください。

シマノのページ https://si.shimano.com/pdfs/dm/DM-ST0002-04-JPN.pdf  より引用。

 角度を変えるのはできるのか、今度やってみたい。

 ハンドルバーテープの交換も要検討だ。この前まき直したばかりだけど、100kmを走るためだと、観念しよう。

 あと、もう一つ、ブラケットには小指と薬指を巻き付けて、親指で包むように掴む。こうするとしっかりと掴め安全だ。

 スピードは出していないけれど、何かの弾みに手がハンドルから離れたら、お辞儀状態から地面にたたきつけられて危険、これもいい加減にしてるが、注意かな。

今後の改善点とまとめ

 以上をまとめると

 ブラケットから肩までの腕をまっすぐにするため、自然な肘の動きのために、手のひらの小指の付け根の膨らみ(小指球)で力を受ける。

 ブレーキレバーから人差し指と中指が離れるから、ロードバイクの側を調整する。

 走るだけなのになんと面倒なのだ。でもロードバイクで100km走破が目標だからな。とはいってもこんなところが楽しい。

 

  •  (今日の写真データ)
  •  (Nikon Df Voigtländer58mm 1:1.4 ; F2 1/160 ISO3200)
  •  (Nikon Df Voigtländer58mm 1:1.4 ; F2.8 1/1600 ISO200)

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